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エンジンオイルの廃油はどのような産業廃棄物?処理方法を詳しく解説

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自動車整備工場やバイクショップなどで日常的に発生するエンジンオイルの廃油は、法令にしたがって正しく処理する必要があります。

処分するにあたって「特別管理産業廃棄物に該当するのか」「どのような方法で処理されているのか」「再利用できるものなのか」など、判断に迷いやすい点もあるでしょう。

考え方を整理しておくと、処理業者の選定や打ち合わせの際に適切な判断をしやすくなります。

本記事では、エンジンオイルの廃油がどのような産業廃棄物に分類されるのかを整理したうえで、主な処理方法や再利用の考え方、処分時の注意点などを解説します。

エンジンオイルの廃油はどのような産業廃棄物?

エンジンオイルの廃油はどのような産業廃棄物?

エンジンオイルがどのような産業廃棄物なのかを詳しく説明します。

  • 鉱物性油に含まれる
  • 高温処理をする場合には発火のおそれあり
  • 基本的に特別管理産業廃棄物には含まれない

それぞれ詳しくみていきましょう。

鉱物性油に含まれる

エンジンオイルの廃油は「鉱物性油」として扱われます。鉱物性油とは、原油を精製して得られる油を指し、潤滑油や燃料油などが該当します。

市販されているエンジンオイルには鉱物性油のほか、化学合成油や部分合成油がありますが、使用後の廃油は基本的に鉱物性油として扱って問題ありません。

使用済みのエンジンオイルには金属粉や燃焼生成物、添加剤成分などが含まれるため、排水へ流したり一般廃棄物として処分したりすることはできません。

必ず産業廃棄物として適切に処理し、地域の法令や指導に従って処分してください。

高温処理をする場合には発火のおそれあり

エンジンオイルの廃油は、一般的に引火点が200度前後とされており、常温でただちに引火する性質はありません。

ただし、高温環境下で加熱処理や焼却処理を行う場合には、条件次第で発火や火災につながるおそれがあります。また、油分が濃縮された状態で処理されるケースでは注意が必要です。

廃油を扱う際は、温度管理や換気、保管方法を含めて安全対策を講じましょう。処分は専門の処理業者への委託が求められます。

基本的に特別管理産業廃棄物には含まれない

エンジンオイルの廃油は、原則として特別管理産業廃棄物には該当しません。

特別管理産業廃棄物に区分される廃油は、引火点が70度未満のものと定められており、ガソリンや揮発性の高い溶剤などが該当します。一方、エンジンオイルは一般的に引火点が200度前後と高く、通常の使用・保管状態でただちに引火する性質はありません。

ただし、他の揮発性物質が混入している場合や性状が大きく変化している場合には、特別管理産業廃棄物に該当しないか、判断が必要になるケースもあります。処分にあたって、廃油の状態を正確に把握したうえで、対応可能な処理業者へ委託することが重要です。

特別管理産業廃棄物に該当する場合には、処分できる業者が限られるため、通常のエンジンオイルの廃油と同様の処分はできない可能性があります。

エンジンオイル廃油の処理方法

エンジンオイル廃油の処理方法

エンジンオイルの廃油を処理する方法には、主に下記の5つがあります。

  • 蒸留
  • 油水分離
  • 濾過処理
  • 化学処理
  • 焼却処理

それぞれ詳しくみていきましょう。

蒸留

蒸留はエンジンオイルの廃油を加熱し、成分ごとの沸点の違いを利用して分離・再生する処理方法です。廃油を高温で加熱すると、比較的低い温度で蒸発する成分がはじめに気化し、冷却工程を経て再び液体として回収されます。

この工程によって、不純物や劣化成分を取り除いたオイルを回収できます。蒸留で回収された油は、燃料油などとして再利用されるケースがあり、資源を有効活用できる点が特徴です。

蒸留は、廃油の性状が比較的安定している場合に適した処理方法です。ただし、専用設備が必要となるため、蒸留処理が可能な専門の処理業者へ委託しなければなりません。

油水分離

油水分離は、エンジンオイルの廃油に含まれる油分と水分を分離する処理方法です。比重の違いを利用し、専用の分離装置や加圧装置によって油分を浮上・回収します。

エンジンオイルの廃油には、洗浄水や結露水などが混ざるケースも多く、そのままでは再利用や後工程の処理が困難です。油水分離を行うと、油分の純度を高め、次の処理工程へ進めやすくなります。

分離後に回収された油分は、再生燃料にされたり他のリサイクル工程へ回されたりする場合があります。一方で、分離された水分にも、性状に応じた適切な処理が必要です。

油水分離は単独で完結する処理というより、蒸留や濾過処理などと組み合わせて行われることが多い工程です。

濾過処理

濾過処理は、エンジンオイルの廃油に混ざりやすい金属粉やスラッジなどの固形物を取り除く処理方法です。フィルターやろ材に廃油を通すと、固形分の除去が可能です。

濾過処理は比較的取り入れやすい工程ですが、油の汚れ具合などによっては、単独では十分に性状が整わないケースもあります。

その場合は、油水分離や蒸留などと組み合わせて処理が進められます。

化学処理

化学処理は、エンジンオイルの廃油に薬剤を加え、性状を変化させて不純物を除去したり、安定化させたりする処理方法です。

酸やアルカリなどの薬品を用いて、劣化成分や有害物質を沈殿・分離させます。

物理的な処理だけでは対応が難しい廃油や、性状が大きく変化している場合に用いられることが多く、処理後の油や残渣は性状に応じて再利用や別工程へ回されます。

化学処理は専門設備や適切な知識を持つ処理業者でなければ対応できません。安全性や環境への影響を考慮し、適切な管理体制のもとで行われます。

焼却処理

焼却処理は、エンジンオイルの廃油を高温で燃焼させ、無害化・減量化を行う処理方法です。

不純物が多く含まれていて再利用が難しい廃油などが対象となります。高温で燃焼させると最終的に灰となり、体積を大幅に減らせます。

一方で、油を焼却する際には火災のリスクがあるため、温度管理や安全対策が不可欠です。また、焼却後に発生する灰も、性状に応じた処分が求められます。

エンジンオイルの廃油は有価物として再利用可能

エンジンオイルの廃油は有価物として再利用可能

エンジンオイルの廃油には、再利用可能な成分が多く含まれるため、適切な処理を行えばリサイクルできるケースがあります。エンジンオイル廃油を再利用すると、下記2点のメリットが期待できるでしょう。

  • 企業の社会的評価アップにつながる
  • SDGsの目標達成につながる可能性がある

それぞれ詳しく説明します。

企業の社会的評価アップにつながる

エンジンオイルの廃油を適切にリサイクルしている事業所は、環境配慮への取り組みを実践している企業として評価されやすくなります。廃油を単に処分するのではなく、再利用を前提とした処理を行う姿勢は、取引先や顧客からの信頼向上につながります。

ホームページなどでリサイクルの取り組みを社内外へ示すと、企業価値の向上を後押しするでしょう。

SDGsの目標達成につながる可能性がある

エンジンオイルの廃油を再利用する取り組みは、SDGsの目標達成につながる可能性があります。例として以下の3つの目標達成が期待できるでしょう。

  • 目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
  • 目標12「つくる責任 つかう責任」
  • 目標13「気候変動に具体的な対策を」

目標7は、廃油を燃料などへ再利用する点で評価される可能性があります。目標12では資源循環を意識した管理体制が構築できる点、目標13ではCO₂排出削減へ間接的に貢献できる点をアピール可能です。

環境負荷を意識した廃油処理を進める姿勢は、持続可能な事業活動を支える要素となり、企業のイメージアップにつながります。

太陽油化では廃油の99%をリサイクル

太陽油化では廃油の99%をリサイクル

太陽油化では、回収した廃油の約99%をリサイクルしており、廃棄物の削減と資源の有効活用に取り組んでいます。以下の3つが、太陽油化が行っている廃油のリサイクル方法です。

  • 再生
  • 油水分離
  • 濃縮・生物処理

再生処理は太陽油化独自の方法で行われており、処理過程で発生する廃液にも自社の処理施設で対応可能です。そのため、回収から処理、再資源化まで一貫して任せられる体制が整っています。

さらに、再生事業で得られた廃油リサイクルの利益の一部は北海道環境財団の森林事業へ寄付しており、資源の再利用をはかるだけではなく森林再生の推進に取り組んでいます。

廃油を排出する事業所にとっても、太陽油化への廃油処理依頼が「社会的評価アップ」や「SDGsの目標達成」につながる可能性があるでしょう。

環境への配慮と管理負担の軽減を両立した廃油処理を検討している事業者は、ぜひ太陽油化へご相談ください。

太陽油化|廃油再生事業

エンジンオイル廃油の処理費用の目安

エンジンオイル廃油の処理費用の目安

一般的にエンジンオイル廃油の処理費用は、1リットルあたり数十円〜数百円です。少量だけ単発で回収するよりも、一定量を定期的に回収するほうが単価を抑えやすくなります。

ただし、エンジンオイルの廃油処理費用は、廃油の性状・排出量・回収方法・運搬距離などで変わります。

正確な金額を把握するには、処理業者に回収条件を伝えたうえで、見積もりを依頼してください。

家庭ではどうやってエンジンオイルを捨てる?

家庭ではどうやってエンジンオイルを捨てる?

家庭で発生したエンジンオイルは、以下の方法で処分されるケースが一般的です。

  • 自治体指定の方法で処分する
  • カー用品店やガソリンスタンドへ持ち込む
  • 可燃ゴミとして出す
  • 廃油処理業者へ引き渡す

自治体によっては、家庭から出る少量のエンジンオイルを回収対象としている場合があります。回収可否は自治体ごとに異なるため、事前に公式サイトや窓口で確認が必要です。

一部のカー用品店やガソリンスタンドでは、エンジンオイル交換時や条件付きで廃油の引き取りに対応しています。

また、オイルを吸着させた状態で可燃ゴミとして出せる自治体もあります。必ず自治体の分別ルールにしたがいましょう。

大量に廃油が出る場合や、家庭でも安全に処分したい場合は、廃油処理業者へ引き渡す方法があります。高額になるケースもありますが、産業廃棄物と同様のルートで適切に処理されるため安心です。

地域によって捨て方のルールがあるため、上記の方法が必ずしも使えるわけではありません。エンジンオイルを処分する際には、お住まいの自治体に処理方法を問い合わせてください。

まとめ|エンジンオイルの廃油を適切に処理しよう

エンジンオイルの廃油は、産業廃棄物として適切に処理する必要があります。処理方法を誤ると、法令違反や環境への悪影響につながるおそれがあるため、廃油の区分や処理方法の正しい理解が重要です。  

多くの場合、エンジンオイルの廃油は再資源化が可能であり、リサイクルを前提とした処理を行うと、環境負荷の低減や企業の社会的評価向上にもつながるでしょう。 

太陽油化では、廃油の再資源化率99%を実現しています。

また、廃油の回収から再生・処理までをすべて自社で対応可能なため、工程ごとに別の業者に依頼する必要がありません。

廃油処理に関する業務の手間を減らしつつ、環境への配慮も重視したい事業者にとって、安心して依頼できる体制が整っています。  

エンジンオイルの廃油処理に悩んでいる事業所は、以下のリンクよりぜひ太陽油化へご相談ください。  

お問い合わせ|太陽油化

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